エンジニアとして働く上で、新しい技術や概念に直面したとき、分からないことが出てくることはよくあります。このような状況において、効果的な調べ方を知っていることは非常に重要です。
今回は、エンジニアが分からないことがあった場合に3つの調べ方について紹介します。
人に聞く
職場の同僚や知り合いに質問することは、素早く正確な情報を得る手段の一つです。もしかしたら過去に同様の問題に直面した可能性があり、貴重な意見を提供してくれるかもしれません。
また、オンラインコミュニティ等で質問を投稿することも有効な手段です。ただし、質問をする際には問題点や疑問点を明確にし、できるだけ具体的に説明することが大切です。
少なくとも以下の点を意識して質問しましょう。
- 何をやりたいのか
- やりたいことに対して、何が分からないのか
- やりたいことに対して、自分なりに試してみたこと
- サンプルコードを提供できるか
特に、新人や初学者の場合は質問すること自体に遠慮や抵抗があるかもしれませんが、上記のようなことを意識して質問することも重要なスキルです。
本で調べる
技術書や専門書は、基本的な知識から高度なトピックまで体系的な情報が載っています。
自分の興味や問題に関連するトピックに特化した書籍を見つけ、基礎から応用までの知識を深めることができます。
また、信頼性のあるオンラインのリソースやドキュメントも貴重な情報源となります。そういったサイトを見つけたらブックマークしておきましょう。
自分が取り組んでいる分野で、辞書的に使える本を手元に置いておくと良いと思います。
ググる
Googleで検索することは、最もよく使うものだと思います。分からないことについて、キーワードで検索することで、多くの情報を得ることができます。
ただし、信頼性のある情報を選択することが重要です。公式ドキュメントや信頼できる技術ブログ、Q&Aサイトなどを利用することをおすすめします。
こういった検索スキルについて、もう少し深堀していきます。
エラーの解決方法が分からない時の検索の仕方
エラーメッセージが表示されたとき、まずそのエラーメッセージを注意深く読み、何が問題であるかを把握しましょう。ほとんどの場合、詳細な情報が表示されています。
その後、エラーメッセージのキーワードを使って検索していきましょう。この時に、使っているフレームワークやプログラミング言語を含めて検索することで適切な検索結果が表示されやすくなります。
例えば、Railsで開発していて出たエラーメッセージなら、「rails キーワード」と検索します。
検索結果については、出来るだけ複数のサイトの内容を読んで比較しましょう。特に公式ドキュメントやGithubのissueは信頼性が高いため、検索結果に出てきたら目を通しておきましょう。
英語が分からなくても、DeepLなどの翻訳ツールを使いましょう。
やりたいことの実現方法が分からない時の検索の仕方
やりたいことを具体的に言語化しましょう。
簡単な例として、以下の画像のようなベルのアイコンを押したらお知らせのような情報が表示されるものを作りたいと思った場合を考えてみましょう。
まず、これが一体どういう名前の機能なのかを調べてみましょう。名前があるはずです。
検索結果から以下のようなキーワードが分かります。
- お知らせ(通知)機能
- 新着
- 未読
- 既読
お知らせ機能という名前が分かったので、続いてRailsでどうやって作るのか調べてみます。
多くの情報が出てきました。あとは出来るだけ複数の内容を比較して、自分がやりたいことに最も近いものを見つけていきます。
この時に意識した方が良いポイントは以下です。
- 比較的新しく書かれた記事である(古い記事は最適な方法ではない可能性があるため)
- 書いた人の情報やいいね数が多い記事である(あまり見られてない記事は内容が間違っている可能性があるため)
また、YoutubeやUdemy等でも同様のキーワードで検索することをおすすめします。動画やチュートリアルを見つけた場合、そちらも参考にしましょう。テキストよりも動画の方が全体像を素早く学べると思います。
まとめ
エンジニアが分からないことを解決する場合において、3つの方法について紹介しました。
- 人に聞く
- 本で調べる
- ググる
この中で、一番最初に実践すべきことはググることです。検索キーワードを工夫したり、検索結果の中から適切な情報を見つけることができるように検索スキルを磨きましょう。
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