こんにちわ!
プログラミングの学習を進めていくと必ず「変数」というものが出てきますよね。いきなり変数と聞くと、
「これってまる暗記しないといけないの?」
「そもそもどういうときに利用するの?」
といった疑問があるのではないでしょうか?
この記事では変数がいまいち分からないといった方や、プログラミングの学習を始めたばかりの方に向けて、以下の3点を中心に解説します。
- 変数とはどんなもので
- 何を覚えればいいのか
- 変数の名前はなんでもいいのか
記事の中では例として、Rubyというプログラミング言語を使用しています。
変数とは
まず最初に、変数とは何かについて解説します。
まず変数とは「何かしらの値を入れておく箱のようなもの」と覚えてください。
これだけだとよく分からないと思いますので、次で具体的な例を示していきます。
変数とは箱のようなもの
変数とは「何かしらの値を入れておく箱のようなもの」と書きましたが、私達の身の回りのもので例えてみましょう。
ここではダンボール箱を例にします。
ここに空っぽのダンボールがあるとします。
そのダンボールの中に、リンゴやみかんやメロンなどを入れたとします。
入れ終わったら、ダンボールの蓋をして閉じます。ダンボールには穴など空いてなく、閉じてしまったら中身が何かは分からない状態です。
それでは、ダンボールの中身を一言で表すと何になるでしょうか?
ほとんどの方が「果物」と思われたのではないでしょうか?
そうです、果物ですよね。
このダンボールに名前をつけるとしたら果物の入ったダンボールになります。
ダンボールに「果物」と書けば、誰が見ても果物が入ったダンボールなんだなと思います。
変数を使う
ここまでを整理してみましょう。
ダンボールにりんご、みかん、メロンを入れる
ダンボールに「果物」と書く
これを変数を使って表現すると、以下のようになります。
fruits = ["りんご", "みかん", "メロン"]
fruitsという変数の中にりんご、みかん、メロンを代入しています。
変数には名前をつけることができるので、ここでは仮にfruitsという名前にしています。
仮に、と書いたように変数の名前は自分で自由に決めることができます。
どうして変数が必要なのか
変数はプログラミングにおいて必要不可欠なものと言われています。
では、いったいなぜ変数が必要なのでしょうか?
それはプログラムが分かりやすくなるからです。
さきほどの例だとfruitsという名前をつけるだけで、他のエンジニアがプログラムを読んだ時に、
中身は何かしらの果物なんだなと推測することができます。
さらに、fruitsの中身がぶどうだったとしてもfruitsという名前であれば汎用的なので再利用できます。
このように、変数を使うことでプログラムが分かりやすくなり、再利用可能なものになるため
変数は必要です。
変数を使うことによるメリット
- プログラムが分かりやすくなる
- 再利用性が高まる
変数にはどんなものが入るのか
変数には型というものがあります。型によって入れることが出来るものが違ってきます。
ここでは簡単な例を紹介します。
文字列・数字
name = "田中" # 文字列(クォーテーションで囲む)
number = 1 # 数字
配列・ハッシュ
fruits = ["りんご", "みかん", "メロン"] # 配列
fruits = { name: "りんご", count: 1 } # ハッシュ
変数の名前
変数の名前は自分で自由に決めることが出来ると言いましたが、何でもいいと言うわけではありません。
変数の名前は分かりやすいほうが良いです。
いくつか例を見てみましょう。
# 良い例
fruits = ["りんご", "みかん", "メロン"]
score = 90
name = "サンプル"
user = { first_name: "田中", last_name: "太郎", age: 20 }
# 悪い例
tmp = ["りんご", "みかん", "メロン"] # tmpだけ見ても中身を推測できない
s = 90 # sだと省略しすぎて、元が何か分からない
work = "サンプル" # 不適切
man = { first_name: "田中", last_name: "太郎", age: 20 } # 汎用的でない
変数の名前が分かりやすいとプログラムが全体的に読みやすくなり、保守性が高まります。
まとめ
- 変数とは何かしら値を入れておく箱のようなもの
- 変数には型に応じて、色々なものを入れることが出来る
- 変数の名前は分かりやすいようが良い
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